【知ってトクする】データアナリストの業界選定について解説

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こんにちは、とめです。

データ分析を独学で学び、未経験からデータアナリストへ転職し、今では本業をやりながら、副業でも活動しています!

社員くん
社員くん

好きな業界を選べば良いのはわかってるんだけど、どの業界を選べば未経験でも入りやすいかが全然わからないよ〜。

とめ
とめ

「本気でやろう!」と思うほど業界選定は迷うよね!
今日は業界の選び方をどこよりも丁寧に解説するよ^^

業界選定は、未経験者だけでなく現職のデータアナリストにとっても重要な意思決定です。

当ブログでは、データアナリストになるために興味・得意分野の業界を選定することを推奨しています。

しかし本記事では、本気でデータアナリスト職として生きるために「最短でデビューしたい」「ミスマッチを避けたい」という方に向けて、業界選定について詳しく解説していきます。

今回の記事でわかること
  • 業界選定のポイント
  • 業界リサーチの方法
とめ
とめ

業界選びを覚えて、未経験からデータアナリストになろう!

業界選びのポイント

業界選びの際、いきなり一つの業界に絞る必要はありません。

取り組みたい業界の候補をいくつか挙げて、その中から自分にあう可能性の高いものを探りましょう。

絶対に押さえたい前提条件は3つ

業界選びで、絶対に押さえておきたい前提条件は以下の3つです。

どんな業界を選ぶにしても、クリアしたい基準になります。

データアナリストの業界選びの前提条件3つ
  • 興味・得意分野の業界か
  • 働きがいとキャリアパスが良好か
  • 待遇と環境が整備されているか

興味・得意分野の業界か

自分にとって、興味がある・得意な業界を選ぶことはとても大切です。

業界を選ぶ段階で、関心や得意分野があると独自性を出しやすく、キャリア形成もスムーズになります。

とはいえ、突出した専門知識やすごい経験が必要なわけではありません。

例えば、

  • EC業界 → ネットショッピングが好きで、日常的に比較・検討している
  • 広告業界 → SNS運用や広告に触れる機会が多い
  • 製造業界 → 家族や友人がメーカー勤務で話をよく聞く

など、人より少し詳しいことや関心が強いことを思い出してみましょう。

社員くん
社員くん

でも、興味や得意分野なんて特にない気がするよ…。

とめ
とめ

実際はそう感じる人も多いよね。
でも大丈夫!これから作れる“興味や知識”を候補にしていけばいいんだよ。

興味や得意をこれから作る方法の例
  • 本を読んで学ぶ
  • 実際にサービスを利用・体験してみる
  • 関連するアルバイトや仕事に就いてみる
  • その業界で働く人にたくさん会って話を聞く

例えば「EC分析に強いデータアナリスト」を目指すなら、実際に小さなネットショップを開いて売上データを触ることでも十分経験になります。

自分もゼロからのスタートだからこそ、初心者の視点での気づきや疑問を活かせるのは大きなメリットです。

働きがいとキャリアパスが良好か

働きがいがあり、キャリアパスが描ける業界を選ぶことも、前提条件の一つです。

やりがいや成長の実感は、日々のモチベーションを保つ上で必須です。

将来のキャリアにつながらない、あるいはやりがいを感じにくい業界を選ぶのは避け、自分が成長を実感できる業界を候補にしましょう。

とめ
とめ

私も以前、全くキャリアにつながらない業界を選んでしまい、モチベーションが続かなくて失敗したことがあるよ…。

待遇と環境が整備されているか

選ぼうとしている業界で、待遇や働く環境が整っているかを確認しましょう。

いくら仕事内容が魅力的でも、給与水準が低すぎたり、長時間労働が当たり前の環境では続けるのが難しくなります。

安心して働ける環境があるかどうかは、未経験からキャリアを積むうえで特に重要です。

社員くん
社員くん

最近は待遇や環境も、転職サイトの口コミとかでチェックするようになったんだよね〜!

とめ
とめ

いいことだね!
その時「給与や残業はどうか」「リモートワークや研修制度があるか」などを見ておくだけで、働きやすさを判断できるよ!

業界選定で参考にする6つの視点

前提条件をクリアしたあとは、下記の6つの視点にあてはまる業界がないかをチェックしましょう。

6つのポイントを意識するほど、自分にあった良い業界選定になります。

業界選定で参考にする6つの視点
  • KPIが明確
  • データ資産が豊富
  • 施策サイクルが速い
  • 通年需要・安定したトラフィック
  • 悩み解決の強さ
  • コンプラ・守秘のハードル

KPIが明確

KPIが明確な業界を選ぶことができれば、成果を出すまでの難易度が下がります。

KPIが具体的であればあるほど、分析の方向性が定まり、結果もわかりやすくなります。

例えば、売上・LTV・CVR・離脱率などがはっきりしていれば、「どの指標を改善すべきか」が明確になり、分析の手応えも感じやすいです。

未経験からキャリアを積む場合は、まずKPIが明確に設定されている業界を選びましょう。

おすすめは、EC・アプリ・サブスク・広告運用など、数字がビジネスに直結する業界です。

社員くん
社員くん

よーし!KPIがはっきりしてる業界でバシバシ分析するぞ〜!

とめ
とめ

いい心がけだね!
でも業界を探すときは、前提条件をクリアしているかのチェックも忘れずにね!

データ資産が豊富

データ資産が豊富な業界を選ぶのもポイントです。

扱えるデータが多いほど、仮説→検証のサイクルを速く回せて、分析スキルも磨かれやすくなります。

データ資産が豊富な例
  • 行動ログ:ユーザーのアクセスやクリックデータ
  • 購入ログ:購買履歴やカゴ落ちデータ
  • 視聴ログ:動画や記事の閲覧データ
  • 在庫・センサー情報:IoTや生産ラインの稼働データ

特にメディア、動画配信、広告プラットフォーム、CRMを持つSaaSなどは、ログが整備されていて学びやすい業界です。

とめ
とめ

データ資産が豊富だと、ダッシュボードや可視化の練習にも最適だから未経験でも力をつけやすいよ!

施策サイクルが速い

施策サイクルが速い業界も狙い目です。

週次・日次でABテストやキャンペーンを回せる業界は、改善の手応えを早く得られるため、成果体験の積み上げが速いという特徴があります。

施策サイクルが速い業界の例
  • EC/小売
  • D2C
  • アプリグロース
  • Webメディア

例えば、EC業界では毎週のセールやクーポン施策があるので、すぐにデータを分析し、次の改善につなげられます。

これにより、未経験でも短期間でPDCAを回す経験を積みやすいのです。

とめ
とめ

ただし、施策サイクルが速い業界はスピード感に追われやすいので、「振り返りと学び」を忘れないことが大切だよ!

通年需要・安定したトラフィック

通年需要があるかどうかも業界選定の基準になります。

一部の業界は季節要因で需要が大きく変動しますが、未経験からキャリアを積むなら、年間を通して一定のトラフィックやデータ量がある業界を選ぶ方が安定して学びやすいです。

通年需要で選ぶ例
  • 就職活動データ:卒業シーズンに偏りが大きい
    → 選ばない
  • EC/小売の購買データ:どの月でも一定数の取引がある
    → 選ぶ

このように、データが季節で偏りすぎないかを基準にして選んでみましょう。

また、Googleトレンドを使って、年間や近年の傾向を確認しておくのもおすすめです。

悩み解決の強さ

悩みの深さが強い、または大きい業界は需要がありキャリアが積みやすいです。

業界として抱えている課題が明確で深ければ深いほど、改善によるインパクトも大きく、データアナリストとしての活躍の場も広がります。

悩みの深さが強い・大きい業界がおすすめな理由
  • 解決すべき課題が多く、分析テーマを見つけやすい
  • 改善が直接、収益・コスト削減・顧客体験の向上につながる
  • 課題意識が強い分、社内でデータ分析を受け入れてもらいやすい

業界選びで迷ったときは、「その業界の課題はどれくらい深刻か、大きいか」を基準に考えてみましょう。

コンプラ・守秘のハードル

コンプラ・守秘のハードルが高い業界は、難易度は高いですがおすすめです。

金融・公共・医療などの業界は、扱うデータが非常にセンシティブで、厳格なルールに基づいて運用されています。

新人がすぐに触れられる範囲は限られていますが、その分専門性や信頼性の高いキャリアを築けるのが魅力です。

コンプラ・守秘のハードルが高い業界の例
  • 金融:取引や与信データを扱い、厳格なセキュリティ体制が整っている
  • 医療:診療データや検査データを活用し、人の健康や命に関わる分析ができる
  • 公共機関:社会全体に影響を与える大規模データを扱える可能性がある

これらの業界は、参入の難易度は高いですが、その分専門性・社会的意義・やりがいが非常に大きいです。

とめ
とめ

コンプラや守秘のハードルが高いということは、それだけデータの価値や重要性が高いということなんだ。

社員くん
社員くん

なるほど!最初はハードルが高くても、経験を積めば信頼されるデータアナリストになれそうだね!

とめ
とめ

その通り!長期的に見れば、こうした業界で培った経験は大きなキャリア資産になるよ!る業界を選ぶことが大切なんだ。

業界リサーチの方法

業界リサーチの手順は4ステップで行います。

業界リサーチの手順
  • ステップ①:自己分析と興味の掘り下げをし、リスト化
  • ステップ②:業界の市場規模の調べる
  • ステップ③:具体的に求人があるかを見る
  • ステップ④:参入判断する

ステップ①:自己分析と興味の掘り下げをし、リスト化

自分が興味を持てそうな業界をリストアップしましょう。

この時点では、候補の業界を実際に書き出すだけでOKです。

リストアップ例
  • EC/小売
  • 広告/メディア
  • SaaS/IT
  • 製造
  • 金融
  • コンサル/監査

ステップ②:業界の市場規模の調べる

取り組みたい業界の市場規模を把握することで、その業界の将来性や安定性を確認できます。

市場規模を調べるには、帝国データバンク矢野経済研究所などを使いましょう。

市場規模の目安(例)
  • 年間売上高が数億円未満:非常に小さい
  • 年間売上高が数十億円〜数百億円規模:小さい
  • 年間売上高が数千億円〜数兆円:大きい
  • 年間売上高が数十兆円以上:非常に大きい

重要なのは、市場の大きさを明確に把握し、自分のキャリア戦略の参考材料にすることです。

例えば、EC業界を調査した場合、以下のようなデータが確認できます。

▼BtoC-EC市場規模の経年推移(単位:億円)

経済産業省HP参照:2024年9月25日時点

実際に調べると、日本のEC市場は年々拡大しており、令和5年の国内BtoC-EC市場は24.8兆円、BtoB-EC市場は465.2兆円に達しています。

こうした結果から、十分に成長余地があり、データアナリストとして活躍できる可能性が高い業界だと判断できます。

これは一例ですが、規模が小さい業界でもニッチで専門性が高いなら価値がありますし、逆に市場が大きくても競争が激しい業界は参入を慎重に判断した方がよい場合もあります。

とめ
とめ

自分がデータアナリストになって、需要がない業界は選ばないように注意しよう!

ステップ③:具体的に求人があるかを見る

市場規模が確認できたら、次は具体的に求人があるかを調べます。

未経験からデータアナリストを目指す場合、まずは「未経験可」「第二新卒歓迎」「アナリストアシスタント」などの求人があるかどうかを確認しましょう。

求人の探し方は、

  • 転職サイトや転職エージェントから直接探す
  • 同業界で働く人の情報発信やSNSから探す

の2つの方法があります。

ライバル(競合)求人が存在するかどうかを確認すると、その業界に需要があるかどうかがわかります。

求人が一定数あることを確認できたら、ステップ④に進みましょう。

現時点で求人の細かい要件まで把握する必要はなく、まずは「入り口がある業界か」を見極めれば十分です。

ステップ④:参入判断する

上記で説明した業界選定のポイントと照らし合わせて、参入するべきか検討します。

例えば、EC業界をリサーチした場合は、次のようなことがわかります。

  • 市場規模が大きく成長している
  • 未経験でも求人が一定数ある
  • 通年需要があり安定している
  • 解決すべき課題(在庫管理・顧客分析など)が多い

以上のように業界リサーチを行い、キャリア形成が可能だと判断できたら、学習計画やポートフォリオ設計に進みましょう。

まとめ:キャリアにつながる業界選定はリサーチから

当記事では、データアナリストとして業界を選ぶ際の基準や方法について解説しました。

業界選定で押さえておきたい前提条件は以下の3つです。

前提条件3つ
  • 興味・得意分野の業界か
  • 働きがいとキャリアパスが良好か
  • 待遇と環境が整備されているか

前提条件をクリアしたら、次は実際にキャリア形成できそうかどうか、リサーチが必要です。

業界の選定時に下記の4ステップでリサーチを行いましょう。

業界リサーチの手順
  • ステップ①:自己分析と興味の掘り下げをしリスト化
  • ステップ②:業界の市場規模を調べる
  • ステップ③:具体的に求人があるかを見る
  • ステップ④:参入判断をする

キャリアにつながる業界を選定し、データアナリストとして成長できる道筋を作っていきましょう!

とめ
とめ

1回で完璧に決めようとせず、何度もリサーチしながら最適な業界を見つけていこう!

以上、とめでした!

 

 

▼キャリア設計

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